違和感と孤独を振り返るBlog

いわゆる「一般社会」「周囲の環境」に自分を合わせ込んで40年。3年前のメンターとの出会いをきっかけに、ずっと奥にしまって分からなくなっていた自分の感覚や感情を少しずつ取り戻し始めました。幼少期から現在に至るまでに感じた「違和感」と「孤独」を綴るBlog。過去を再認知していくこの行為を通じて、私の体験や内なる感覚を言語化していきます。

ミニマイズ

ここ数日、初対面の女性2人それぞれと話す機会があり、2人とも自分自身をミニマイズしているという共通点があった。

 

1人はMBAスクールに通う50代のAさん。税理士の資格を持ち、財務経理部門で数社転職している。管理職であるAさんに、MBAスクールに通うきっかけを尋ねたところ、「上司から部下とのコミュニケーションがNGである。」と指摘を受けたことがきっかけだという。Aさんは声が小さく、話し口調はゆったりとしていて、自分から会話をリードするタイプではない。しかし、とても落ち着きがあって、無理に相手に合わせることなく丁寧に回答し、そして行動力がある。(推定500人のコミュニティーにインタビューを受けてくれる人を公募したところ10人中2番目に申し込みをしてくれたのである。それをそのままAさんの長所であると思うと伝えたところ、「そんな風に思ったことはないが、言われてみると納得感がある。」と微笑んだ。

 

2人目はアロマオイルマッサージのBさん。小柄な美人である。アロマオイルマッサージを始めて2年。きっかけを尋ねると「私なんてただの主婦。このまま主婦で終わるのはいやだけど、子育てがありフルタイムでは働けないためパートタイムでできる仕事を選んだ。」とのこと。「いまは時間貸をしているようなレンタルサロンがたくさんあるから集客さえすれば個人でもいろいろできますね!」と言ったところ、「私なんてスキルもないし頭も悪いし無理です。」と笑顔で、でも寂しそうに答えた。私が実際にBさんのマッサージを受けた感想として「とても気持ちよかったし、トークも楽しかったです。」と伝えたところ、恥ずかしそうに何度かお礼を言ってくれた。

 

私が素直に感じるその人たちの「素晴らしいな!と感じる部分をフィードバックすることで、その人たちが元気になってくれることを感じた。Layのサービスを通じてだけなく、日々自分が接する人たちの役に立てているかもと思うと何だかうれしくなる。

 

世の中自分をミニマイズしている人は多い。もしくは私がそういう人に会う確率が高いのかもしれない。

 

今この瞬間、なぜミニマイズする人に出会うかと考えると、これもやはり私自身が自分をミニマイズしているからなのかもしれない。

 

そういえばBさんからマッサージ中に、「脚が細くてうらやましい。」「スタイルがいい。」などのコメントをもらったが、いずれも私が自分でコンプレックスに思っていることばかり。お世辞でも本気でもBさんに悪気はないと思うので、Bさんが気を悪くしないようお礼を言いつつも、実はコンプレックスに思っていることを伝えると不思議な顔をしていた。

 

AさんBさんは内面的なこと、私は外面的なこという違いはあっても、私たちの共通点は自分をミニマイズしていることではないか。

 

何曜日かのスートラにある「相手の中に自分の見る。」とは正にこのことである。